都会の喧騒から離れ、木漏れ日の下をのんびりと歩く。何よりのリフレッシュです。
長野県西部、標高約1,500mの山岳景勝地・上高地で、澄んだ空気の中を歩いてみてはいかがでしょうか。
飛騨山脈の谷間を流れる梓川に架かる木製の吊り橋「河童橋」。上高地のシンボル的存在として知られ、3,000m級の山々が連なる穂高連峰を望む、絶好のビューポイント。
写真:上高地観光旅館組合
上高地は大勢の観光客や登山客が訪れる山岳リゾートでありながら、100年以上も前から自然保護の意識が根付き、環境の美しさや動植物の営みが保たれています。手つかずの自然が残り、時間帯や季節によって見せる姿が変化。雄大な山々とそれを映し出す水鏡、可憐な花々など、ここにしかない風景に触れることができます。
満喫ポイント1
日本に"レジャーとしての登山"を広めた英国人宣教師W・ウェストンのレリーフ。明治24年に上高地を訪れ、著書『日本アルプスの登山と探検』の中でその魅力を称賛しました。
満喫ポイント2
上高地では山地帯・亜高山帯に咲く花を見られます。小さな白い花を2輪ずつ咲かせるニリンソウは上高地の春を代表する植物の一つで、白い絨毯を敷いたような群生が見事。
満喫ポイント3
日中だけでなく早朝や夜の上高地も魅力的。星空を観察する「ナイトウォーク」など、上高地を熟知しているプロガイドの話を聞きながら一緒に歩くツアーに参加してみても。
上高地には見どころを結んだいくつもの遊歩道が整備されています。河童橋と大正池を結ぶ全長約4km、片道約80分の「自然研究路」はアップダウンが少なく、スニーカーで歩くことも可能。ゆっくり1日かけて散策するなら河童橋から往復約6時間の奥上高地・横尾を目指して。静謐な山の雰囲気を満喫することができます。
「新宿」駅より特急あずさで約2時間40分、「松本」駅下車。「松本バスターミナル」から路線バスで「上高地バスターミナル」まで約1時間30分。東京・名古屋・大阪・京都からは直行バスが運行。