キレイを保てる仕組みを追求
本多さんは夫と小学生の息子2人との4人暮らし。キッチンはリビングやダイニングと一体となった壁付けのオープンタイプです。いつも家族や来客の視界に入る場所だからこそ、収納や道具選びにも気を配っているといいます。
とくにシンクや作業台周りはもっとも目につく場所。使ったらすぐにリセットできるよう、片づけやすい仕組みをつくっています。「食洗機のすぐ上と横の棚を開ければ、洗った食器を一気にしまえたりと、その場から一歩も動かずに片づけが完了するようになっています」
物の置き場所を「立地」と考える
「収納の悩みがいちばん多いのは、やっぱりキッチンなんです。物が多くて収まりきらなかったり、逆にしまい込んで不便になったり。最近は収納を“街づくり”や“立地”にたとえてお話ししています」と本多さん。
要は、よく使うものは“駅近”に、たまにしか使わないものは“郊外”に置くのが理想。でも、実際にはそれが逆になっているお宅も多いといいます。「“立地”を見直すだけでも、キッチンは格段に使いやすくなりますよ。新しく収納グッズを買う前に、まずは“収納場所を入れ替えてみる”ことから始めるのがおすすめです」