―植物に関心を持ったきっかけは?
三浦さん:実は23歳まで桜とヒマワリくらいしか分かりませんでした。大学で建築を学んでいたときにアスファルトの隙間から結構植物が生えていることに気づき、観察していたら夢中になったんです。
「森」の語源は「盛り」で、木々が盛り上がるように自然に生い茂っている様子を表します。アスファルトの隙間にも“小さな森”が生まれていることに、自然のエネルギーを感じました。
草木に興味が湧いたことで卒業後は庭師の道へ。庭づくりの参考に森を見て回るうちに、木々の自然のままの姿に惹かれ、その魅力を伝えたいと「森の案内人」になりました。