10年ほど前からダムや発電所、トンネルなど、本来、一般の人は立ち入り禁止となっている公共土木施設やその建設現場が公開されるようになってきました。近隣の地域に住む人はもちろん、多くの人に工事の趣旨や、施設が世の中にどう役に立っているかを周知する手法として、インフラツアーが行われるようになったのです。
また、土木に携わる人が減ってきていることを背景に、土木技術職を志す人を増やす目的もあり、国土交通省がポータルサイトを立ち上げてインフラツーリズムを推進しています。それによって、近年、インフラツーリズムに取り組み、さまざまな工夫を凝らす施設が増え、インフラツアーが充実。年々人気が高まっています。
安中市観光機構が主催する「信越本線新線をゆく 廃線ウォーク」の様子。国重要文化財に指定されている旧碓氷峠鉄道施設を巡るガイドの解説付きツアーで、「廃線ウォーク」の草分け的存在。
https://haisen-walk.com/