
「Brillia 深沢八丁目」は、約70年もの歴史を育んだ「日体幼稚園」の跡地に誕生しました。周辺は桜並木が美しく、第一種低層住居専用地域ならではの落ち着いた住環境の良さを感じました。当時、敷地内には区の保存樹木である赤松も残っており、この地が幼稚園児だけでなく、地そのものを育んできた場所だと実感しました。だからこそ、その想いを受け継ぎ、環境と調和する住宅をつくりたいと思いました。

そこから着想し、デザインコンセプトを「建築と記憶の融合」としました。特にこだわったのが2層吹き抜けのエントランスホールと、4つのアートです。アートは設計の初期段階から配置や演出にこだわり、保存樹木の赤松を受け継いだ2種類の木のアートや、幼稚園の砂場の砂と杭の土を組み合わせた地層とガラスのアートをエントランスホールに設置しました。中庭には、解体時に赤松の木を型枠として金属を流し込んだ「円相」という金属のアートもあります。



アートこそ空間を美しく、
気持ちを豊かにしてくれる存在
専有部でもアートを感じていただけるように、全住戸にアートカウンターを設けて、6か月間は無料で利用できるアートのサブスクリプションサービスも導入します。

SPEAKER
住宅事業第二部
西池 拓人
住宅エンジニアリング部
松本 大輝