東京建物
Brillia ART AWARD 2019

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Brillia ART AWARD 2019 No.05作品・アーティスト紹介

TITLE
もけもけもののかえる場所
CONCEPT
目覚めて支度をし家を出る、活動する、家へ帰り、眠りにつく。
社会という大きな生き物の呼吸のように続いてゆく日常。
そしてその中に生きる私たち。

もけもけものに私たち人の存在を投影し、
『安らげる場所、拠り所となる場所、新たに生まれるための場所、かえる場所とはどんなところだろう?』と想像し、
巨大な卵のような、不思議なお家のような存在として表現しました。

ARTIST PROFILE

黒田 恵枝 / Yoshie Kuroda
2010年
多摩美術大学美術学部情報デザイン学科 情報芸術コース卒業
2017年
HAPTIC DESIGN AWARD受賞者展@Fab Café Tokyo東京 佳作
SICF18@スパイラル東京 審査委員栗栖良依賞
シブヤスタイルvol.11@西武渋谷店東京
2018年
SICFWinners Exhibition@スパイラル東京
個展「FANTASTIC GRAVE」@THE blank GALLERY東京
など

ARTIST VOICE

Q:応募のきっかけは?
A:多くの方が往来する公共の場所で、昼夜問わず鑑賞して頂ける展示環境にとても魅かれ、応募したいと思いました。

Q:どうやって企画を考えたのですか?
A:『住まい』というキーワードを出発点に、私達の住まう場所、とても広義な意味で私達が存在している場所とは、それはどんなかたちをしていてどんな存在だろう?と想像を膨らませていきました。

Q:作品に込めた想いを教えてください。
A:タイトル中の『かえる』は、●帰る...自分の愛着のある場所に戻ること ●還る...根源的な状態にもどること ●孵る...卵が割れて孵化するといった様々な意味が込められた言葉だと思います。人々自身の境遇や心情、記憶などを投影し、ストーリーを想像したり考えたりして楽しんで頂きたいという想いを込めて制作しました。

Q:実際に作品を完成させた感想をお聞かせください。
A:スタイリッシュな建物の質感、素材である衣類と生き物達の有機的な質感は一見ミスマッチのようで、でもどこか不思議な調和を感じさせる景観をつくりだすことが出来たのではと感じています。それから、昼と夜、雨の日や晴れの日などで作品のみえ方や感じ方も変化し、それもまたこの空間自体のもつ面白さだと思いました。

Brillia ART AWARD 2018 No.04作品・アーティスト紹介

TITLE
やわらかい都市
CONCEPT
大都市であればあるほど、行き交う人たちの関係性は見えづらくなっています。しかし実際は社会である以上誰もが無縁ではなく、見えない糸で複雑に絡まりあっています。SNSなどで会話が可視化されている一方、なにげない会話は減り、街に流れる音は記憶にすら残らず消え、日常こそ重要だということが見えづらくなっている気がします。これは日常の中で消えてしまう「形のない形」を、都市の形を借りて立体的なドローイングという手法で編んだ、東京の中でもっともやわらかい建築です。

ARTIST PROFILE

管 拓也 / Takuya Suga
2007年
メルボルン日本芸術祭 メルボルン21世紀日本文化振興芸術賞
2011年
オーストラリア・シドニー ME AND ART GARLLERY"911" 展示
TAGSTOCK GREETING CARD Contest 2011 最優秀賞
2014年
羽田空港 ザ ロイヤルパークホテル 東京羽田の客室3部屋にアートワーク展示
2015年
グランシップアートコンペ2015 グランシップ賞
2016年
NIKKOセラミックカレンダーデザイン 最優秀賞
個展「a Closet Theatre EXHIBITION」
2017年
ART STAND present「YAHAGI’s SENSE展」
U-MEDIA湘南にて壁画制作
スマイル展 curated by ホフディラン
山崎円城×管拓也JOINT EXHIBITION「落書きカンバセーション」

ARTIST VOICE

Q:応募のきっかけは?
A:場所によって創り出すものもその見え方なども含めて変わります。自分にとって新しい場所で新しい作品を創るためです。

Q:どうやって企画を考えたのですか?
A:ふだん描いているドローイングをどのように違う視点を持てるか?そういった自分にとっての問題から発想しました。

Q:作品に込めた想いを教えてください。
A:ふだん描いているドローイングに違う視点を与えるために自分の描いたドローイングを立体化させて、「やわらかさ」「建築」「東京」を柱にして展示空間を一つの抽象画にしたいと思い創りました。

Q:実際に作品を完成させた感想をお聞かせください。
A:展示をしながら改めてさまざまな人が通る場所だと思いました。そこを通る人たちもそれぞれ自分にとっての東京を持っているのだと思います。東京を舞台にした映画でもすぐに東京だと分かるランドマークを映すよりも東京のどこなのかがわからないカットが続くほうが画として緊張感が生まれ未知の記憶を刺激されます。衛星写真のように抽象的な東京を見下ろしながら程よい緊張感の中でやわらかい建築を建造できて嬉しく思います。

Brillia ART AWARD 2018 No.03作品・アーティスト紹介

TITLE
Familiar
CONCEPT
散水用のビニールホースを水に見立て、都会のオアシスを制作。私にとってホースは、庭の水やり、子供の水遊びなど、ありふれた家族の日常を連想させるもの。遠景からは鮮やかな滝として涼しげな安らぎを与えていますが、近づいてよく見ると、ホースで制作した植物を各所に配置。水が植物を育む姿を、家族のメタファーとして表現しています。

ARTIST PROFILE

藤江 竜太郎 / Ryutaro Fujie
2004年
広島市立大学大学院芸術学研究科博士前期過程修了
2009年
国際アートプロジェクト2009「Boondocks」/Hannover,ドイツ
2010年
六甲ミーツ・アート芸術散歩2010公募大賞受賞
2011年
神戸ビエンナーレ しつらいアート国際展準グランプリ
2012年
開港都市にいがた 水と土の芸術祭2012
2016年
かがわ・やまなみ芸術祭

ARTIST VOICE

Q:応募のきっかけは?
A:インターネットの公募サイトを見ていたときに、偶然目に入ったのがきっかけです。プラン締め切りの3日前に気付いたので、出すか出さないか悩みましたが、思い切って応募することに決めました。

Q:どうやって企画を考えたのですか?
A:これまで、身近な自然に目を向けるきっかけになるような作品を制作していました。今回は夏らしく、水をテーマにしたいという思いから、"オフィス街のオアシス"をキーワードにして企画を考えました。

Q:作品に込めた想いを教えてください。
A:各所に配置した植物は自宅周辺に咲く植物をモチーフに、趣味である釣りの毛針制作の手法を応用しています。私の生活の中でありふれていることを、構成要素として作品に込めました。

Q:実際に作品を完成させた感想をお聞かせください。
A:展示空間にちゃんと収まるかヒヤヒヤしましたが、幸いにもスーパーミラクルが起こり、無事設置することができました。作品を見た方の「ビルが水漏れしている!」という反応に、建物と作品を一体化させたいという狙い通りになってうれしかったです。

Brillia ART AWARD 2018 No.02作品・アーティスト紹介

TITLE
東の女神
CONCEPT
この写真のモデルは東京のランドマークをモチーフにした衣服を身に着けています。この衣装には身体を拘束する力はなく、身に着けたまま自由に動くことが可能ですが、ひとたび「今の私はタワーだ。崩壊しないようにしなければ」という意識が働いたとたん、身体に制限がかかります。つまり、モデルの「ためらい」がそうさせるのです。この街は、ここに存在する一人一人の中の「女神のためらい」によって、危ういバランスを保ち、成り立っているのかもしれません。

ARTIST PROFILE

堀口 泰代 / Yasuyo Horiguchi
2004年
武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻油絵コース修了
トーキョーワンダーウォール公募2004
2009年
トーキョーワンダーウォール公募2009
2010年
TWS-Emarging2010(個展)
2013年
EAST-WEST ART AWARD 2013ロンドン
2014年
第4回新鋭作家展公募 優秀賞/川口市
2015年
新鋭作家展2015(個展)
川口市アートギャラリー・アトリア
2017年
アートオリンピア2017 実行委員特別賞
TOKYO POST CARD 2017 審査員特別賞

ARTIST VOICE

Q:応募のきっかけは?
A:なんといっても展示するギャラリーが魅力的でした。一般的なアートギャラリーのような非日常な場でもなく、街の一部でありながら、完全にパブリックな場所でもない。いい意味で「浮いている」場所に、展示してみたいと思いました。

Q:どうやって企画を考えたのですか?
A:東京都心部のこの特殊な場所で、どういう作品を展示するべきなのか、自分が作りたい作品というよりも、場所の力に突き動かされ、制作を進めてきました。

Q:作品に込めた想いを教えてください。
A:わたしの作品は「不の条件付け」です。鳥や飛行機が、空気抵抗という、飛ぶことに対して不利であるような力を逆に利用するように、鑑賞者が不の力で見えなかったのものを見る、気づかなかったことを意識する、そのための手がかりになればと思っています。

Q:実際に作品を完成させた感想をお聞かせください。
A:「浮遊している場所」に向けての制作は、完成像がイメージしにくく大変なこともありましたが、展示したらどうなるんだろうと未知の展開にワクワクしながら作りました。

Brillia ART AWARD 2018 No.01作品・アーティスト紹介

Brillia ART AWARD 2018 大賞
TITLE
What?
CONCEPT
「何だろう?」と何かを見つめている姿を見るという作品です。街で気になるアート作品に出会ったときに、これは何だろうと近づいてみます。そしてスマートフォンで写真を撮る光景を目にします。美術館やギャラリーに訪れてアート作品と対面する際は心構えがありますが、街中で出会うアートは不意打ちであり突然の出会いです。まずは気になる作品に近づいて立ち止まって見てみるということが、作品と鑑賞者を繋ぐ第一歩であり、最初の窓口だと考えるシンプルなコンセプトに基づいた作品です。
Brillia ART AWARD 2018大賞
審査員より:選出の理由

今回、初めての「Brillia ART AWARD」として多くの方にご応募いただき、審査により4名の作家を選出いたしましたが、1年を通してどの作品もコンセプト、素材、アプローチが異なり、毎回見ごたえのある作品になっておりました。

その中でも最初に展示した塩見真由さんの「What?」は、道行く人たちに大きなインパクトを与えました。突然日常の中に飛び込んできた空間いっぱいの大きな犬は、作者の意図した通り、見る人の「なんだろう?」という好奇心や不意打ちの驚きを喚起しました。視覚と脳を刺激することで生活に新鮮な感覚を与えるという、アートが持つ強い力を改めて証明していました。

ARTIST PROFILE

塩見 真由 / Mayu Shiommi
2011年
東京造形大学造形学部美術学科彫刻科卒業
2016年
愛知県立芸術大学大学院美術研究科博士前期課程美術専攻彫刻領域修了
【受賞】
2013年
審査員特別賞/TAGBOAT ART FES 2013/東京都産業貿易センター浜松町館(東京) イセ・カルチュラルファンデーション賞/ISE NY Art Search 2013/ISE Cultural Foundation(New York) 2016年 審査員特別賞/Independent TAGBOAT ART FES/浅草橋ヒューリックホール(東京)
【個展】
2017年
Fresh2017 塩見真由展/伊勢現代美術館(三重)
【グループ展等】
 
六甲ミーツ・アート芸術散歩2017/六甲山頂駅(兵庫) 他多数

「犬」をモチーフにしたダイナミックな作品で、ギャラリーに搬入する際、入り口ギリギリの巨大さにヒヤヒヤ。大人4人がかりで最新の注意を払い、無事に展示することができました。迫力がありながらも、実は犬のぬいぐるみをモチーフにした愛らしい作品です。コンセプトの「What?」と相まって、設置中もたくさんの方が興味深く足を止めてくださいました。

ARTIST VOICE

Q:応募のきっかけは?
A:ギャラリーの空間と、以前からあたためていた作品のアイデアがぴったりはまりそうだなと思ったのが応募のきっかけです。

Q:どうやって企画を考えたのですか?
A:スタイリッシュな建物と、手跡を感じるアナログな造形とのギャップを軸に考えました。

Q:作品に込めた想いを教えてください。
A:何かを見つめる姿を見つめてみる、作品が鑑賞者の鏡となり、記憶や今を見つめるきっかけとなればという想いを込めています。

Q:実際に作品を完成させた感想をお聞かせください。
A:多くの人が通ること、昼間は光がたっぷり入り、夜はライトアップされる、さまざまな魅力的な要素があるギャラリーに展示していただいたことにより、改めて造形と空間の妙を感じました。どうもありがとうございました。
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