都心で住まいを手に入れようとする時、つきまとう面積の狭さ。
限られら空間をいかに合理的に活用するか。
住まいへの理想を追求しつつ生まれた機能的な住まいのカタチです。
Point 1水廻りを集約して、間取りの自由度を高める
通常のプランニングでは、洗面やバス、キッチンはトイレとは違う場所にあるもの。それらを一カ所にまとめることで、それ以外のスペースの自由度がずっと高くなります。
また、水廻りを集約することで将来のリフォームなどもしやすくなります。子供が独立した後、夫婦2人でゆったり過ごす日もいつかは訪れるでしょう。
将来の家族の成長も考えておくと、永く快適に暮らすことができます。

Point 2みんなが参加できるキッチン周りとマルチワークスペース
キッチンはコンパクトにして配膳台や調理スペースをしっかりとりました。家事をする空間がマルチワークスペースと隣接しており、手伝って欲しいときにはすぐに声をかけられます。
コンロをあえて壁際におくことで、ダイニング側に開いた作業デスクをつくりました。家族がダインニングにいても家事に参加しやすい配置です。

LISTEN アンケート13回ワークライフバランスについて
2011年 回答総数:729名

家事をする空間がマルチワークスペースと隣接しています。ちょっと応援が欲しいときには、すぐに声をかけられます。

2人並んで料理の手伝いがしやすいトリプルワイドガスコンロ

キッチン収納カウンター
Point 3洗面と洗濯動線を考える
洗濯機周りはどうしてもちらかるもの。
小物もすっきり収納しておきたい。
予備洗いや、つけ置きをしてから洗濯機に入れたい場合もあるので、シャツや袖などの汚れを落としたり部分洗いをするのに作業スペースを確保しました。リネン庫にはストックやバスタオルなどをしっかり収納できます。

LISTEN アンケート12回洗面と収納について
2011年 回答総数:470名
- 1
- 洗面下はお風呂の掃除道具、シャンプーや石けんなどの詰め替えを収納
- 2
- 洗剤など洗濯まわりに必要なもの、タオルなどのリネン用品を収納
- 3
- 鏡の裏は歯ブラシや化粧道具など身支度に必要なものを収納
- 4
- つけ置きやアイロンなどもできる作業スペース

パナソニックのオリジナル洗面カウンター
Point 4個室を効率的にコンパクトにして、共有のスペースを充実
広いリビングが欲しい、多くの収納が欲しい、家事の空間が欲しい・・寄せられた多くの声を、限られたスペースの中で実現するには、個室の機能を「寝る」ことに集約し、効率的にコンパクトにするのはどうでしょう。それ以外の機能は、ゆとりの生まれた家全体でカバーするようにします。そうれば廊下に収納スペースをつくったりすることもできます。

個室を小さく、その分廊下を使う提案。
無印良品 くらしの良品研究所 コラムより
「寝る」以外の個室の機能を廊下に置くことで、そこで多目的なワークスペースになります。


Point 5家族の顔が見える多目的なリビング
リビングダイニングはくつろぎ団らんの場です。アンケート結果から食事やテレビを見ることが多いようですが、家族がそろって何かをするのではなく、それぞれのことをしながら一緒にいられる、もっと多目的な空間として捉えてみてはどうでしょう。
個室をコンパクトにした分、リビングのスペースを広げ、趣味や勉強の場としてのワークスペースをつくったり、家事をする場として活用することで、家族の顔が見えるゆとりある空間になります。


LISTEN アンケート13回ワークライフバランスについて
2011年 回答総数:729名
