SPECIAL  INTERVIEW

衣食住の “スペシャリスト” に会いに行く

vol.4-2 浜島直子さん編

雑誌やテレビ、ラジオとマルチに活躍する浜島さん。明るい笑顔、ナチュラルなライフスタイルが、同世代の女性から熱い支持を集めています。現在、もうすぐ2歳になるお子さんを持つお母さんとして、育児と仕事を両立する浜島さんは、約1年前にご自宅をリノベーション。今回は、家族の形に合わせ、住まいや暮らし方を柔軟に変える浜島さんから、心地よい暮らしの見つけ方を探ります。

スペシャリスト 浜島直子さん

1976年生まれ、札幌市出身。高3の夏にスカウトされ、モデルデビュー。現在は、LEE専属モデルとして活躍するほか、TBSテレビ「暮らしのレシピ」「世界ふしぎ発見」、NHK総合テレビ「あさイチ」に出演、bayfm78「Curious HAMAJI」でラジオパーソナリティーを務めるなど、幅広く活躍中。近年は絵本の執筆も行っており、2016年4月には2冊目となる絵本『しろ』(mille books刊)を出版。2014年10月に男の子を出産。

Interview

溢れる洋服を整理したら本当に必要なものが見えてきた

洋服やファッションアイテムをたくさんお持ちで、自ら「昔は、気に入ったものは何でも買っていた」と告白する浜島さん。それらは今、どのように収納しているのでしょうか。

Bloomoi /
お仕事柄、ファッション関連のアイテムも多いと思いますが、収納で工夫されていることはありますか。
浜島さん /
収納も何も、リノベーション前までは洋服がクロゼットに収まりきらず、客間まで溢れていたんですよ(笑)。全部抱えておきたい性格で、全然手放せなくて。それがリノベーションと同時に、部屋を整理することになってふと我に返り、私ってなんて強欲だったんだろうって反省しました。そして子どもが生まれたら、さらに物も増えるので断捨離する決意をしたんです。整理してみたら、好きで買ったけど似合わないから1回も着ていない服が次々出てきて、だいぶ処分しましたね。靴なんて、普段履いているスニーカーやサンダル以外は、ブーツは3足、パンプスは2足だけになっちゃいました。それから夫と「収納に収まるぶんだけで暮らす」とルールを決めたら、むやみに物を買いたい気持ちもなくなりましたね。また、一度洋服を見直したことで、今の自分に必要な洋服がどんなものなのか?が明確になり、ショッピングの際に迷いがなくなるというメリットもありましたよ。
Bloomoi /
それでも一般の人から見たら、まだまだ多かったりして? クロゼットのお洋服はどのように収納されていますか。
浜島さん /
色別に分けるという人もいると思いますが、私の場合は持っている洋服が白、黒、グレーなどモノトーン系が多いので、基本的にはトップス、ボトムス、ワンピースなどアイテム別に分けるようにしています。小物類は、クローゼットの下に引き出し収納を置いて、そこに入れていますね。よく使うバッグは帽子掛けに掛けておいて、ほかはクロゼットの中に。ただし見えないと使わなくなるので、必ず見える場所に置くようにしています。かごや天然もののボックスが大好きなので、収納アイテムとしても結構使っています。生活感のあるものも、そのなかに入れて隠してしまえば、インテリアになじみやすくなりますよ。カゴバッグも、使わないときはサングラスやダテメガネ入れにしています。たくさんは入らないから「収まるぶんだけ」。でも今、欲しいサングラスがあって……困ったな(笑)。
Bloomoi /
さっそく真似したいアイデアがいっぱいです。片づけや家事は、ご夫婦どちらが担当ですか。
浜島さん /
特に決めたわけではないですが、掃除機かけとゴミ出しは夫で、料理や洋服の整理、水周りの掃除は私、洗濯は2人でやっています。もちろん私が仕事のときは夫が家事全般をやってくれています。実は結婚してから、私が掃除機をかけたのは2回くらい(笑)。新婚当時、私が洗濯している間に夫が掃除機をかけてくれたので、「ありがとう! 2人で早く終わらせて、買い物に行こう」と私が言ったのが嬉しかったらしく、それ以来掃除機がけは夫の担当になりました。実際、夫のほうがキレイ好きなんですよ。クリエイティブな仕事をしていて「部屋が整っていないと、いいアイデアが浮かばない」んですって! 夫は女性の私より繊細なところがあって、部屋にお花を飾ったり、ドライフラワーを作ったりするのは夫のほう。子どもの面倒もよく見てくれるので、「あとは、おっぱいさえ出ればね〜」なんて言ったこともあったかしら(笑)。
Bloomoi /
ご夫婦でおうちの時間を大切にしている様子が伝わってきます。浜島さんは季節の行事も大切にされているとお聞きしましたが。
浜島さん /
実は私自身、上京してから世の中の行事に興味がなくて、何もしてこなかったんですよ。なんだが長い物に巻かれている感じがあって(笑)。でも子どもが生まれたとき、ふと私が小さい頃、母がお雛様や七夕、七草がゆなど、季節ごとの行事をきちんとやってくれていたな、と思い出したんです。行事をきちんとするのは、正直なところ面倒だなと思うこともあるのですが、共働きで忙しかったであろう母がやってくれたことは、子どもに対する愛情表現だったんだ、と気がつきました。そして改めて行事のしきたりや意味を調べたら、一つひとつに深い意味と伝統があり、こういった行事は大切にしていきたいと思ったんです。子どもが生まれたことで初めて分かったことは本当に多くて、生活も人生観も180度変わりましたね。

これからは半径数メートルの人や物を大切にしたい

18歳でモデルデビューして以来、常に活躍し続けてきた浜島さん。これからはどのようなステージで、輝きを見せてくれるのでしょうか。

Bloomoi /
今まで多くのことを経験されてきたと思いますが、これからどのような40代を迎えたいとお考えですか。
浜島さん /
20代、30代はいろんなものが見たくて世界中を飛び回ったし、いろんなものを手に入れたいと思っていました。夫からは『せっかく結婚したのに、全然家にいないよねー』なんて言われたりして(笑)。今までじゅうぶん広い世界を見せてもらう人生を謳歌できたので、40代は半径数メートルの世界を掘り下げていきたいな、と思っています。私の母は田舎から出たことがなく、小さな世界で家族や地域の人など身の周りの人を大切に、おいしいご飯を作ったり、冬になったら白菜を漬けたり、シンプルだけど豊かな世界を生きている人です。また以前取材で訪れたボリビアの少数民族は、過酷な自然環境での暮らしに不満を言わず、むしろその環境に合わせた暮らし方を楽しんでいました。私はこれまでたくさんの経験をしてきましたが、そのなかから大切なことだけが記憶のざるに引っかかっている。これからは、そういった経験を心の栄養に、毎日を丁寧に暮らしたい、シンプルで温かい40代にしたいと思っています。
Bloomoi /
最近は絵本を書いたり、執筆活動にも力を入れていらっしゃいますね。今後はどのような活動をしていきたいと思われますか。
浜島さん /
モデルという仕事が大好きで、夢を抱いて上京してきたので、モデルはずっと続けていきたいと思っています。それと同時に、自分の言葉で表現していく機会があると嬉しいですね。今までもエッセイを書いたり、スタイルブックを出させてもらっていますが、今後はテーマや枠にとらわれず、書きたいことを自由に書いてみたい。夫と共同で執筆した絵本は今まで2冊出していますが、1冊目の『森へいく』を書いたときは子どもが生まれる前だったこともあり、どちらかというと音のリズムを大切に、耳に心地いい単語を並べて組み立てました。一方で、2冊目の『しろ』を書き始めたのは妊娠中のこと。主人公のしろと生まれてくる子どもを重ね、自然に言葉が浮かび上がってきた言葉を拾いあげて書き上げました。子どもが成長してから、もし3冊目を書く機会があったら、また違った思いが溢れてくると思います。これからは、刻一刻と変化していく気持ちをしっかり見つめながら、今の暮らしを丁寧に楽しんでいきたいですね。

浜島さんのテンションを上げる瞬間

子どもと一緒に公園!

子どもがブランコに乗って楽しそうに遊んでいる姿をみると、つい嬉しくなっちゃって、私まで一緒にはしゃいでしまいます。この年になって、また公園で童心に却って遊ぶことになるとは、子どもが生まれるまで思いもよらないものですね。

明るいうちから晩酌

日曜のまだ暗くならない時間から、夫と晩酌するのが楽しみ。おつまみづくりにも気合いが入ります。明るいうちからお酒を飲むって、「勝った!」って感じがしますよね(笑)。子どもが寝たあとは、のんびり2人の時間を楽しんでいますよ。

マスタード色のコンバース

ずっと探していた、Made in USAのマスタード色のコンバース。なかなか出会えないな、と思っていたら、仲良しのスタイリストさんから「ネットオークションに出てるよ」と教えてもらい、ついにゲット! 今は赤いコンバースを狙っています。あれ?物を少なくって言ってませんでしたか?(笑)

hair & make:Miyuki Yoshioka、styling:Makoto Fukuda

浜島さん着用 ●シャツ¥17,280 / ジャーナル スタンダード リサージュ 銀座店(ホワイト ライン)、ジャンプスーツ¥60,480 / プラージュ 代官山店(スティーブン アラン) ※問合せ期限2016年12月末まで

インタビューを終えて

インタビューの最初、私たちが緊張している空気感を察してか、Bloomoiメンバーに恋愛話を振ってくださるなど、場の雰囲気づくりまでしていただきました。また、インタビューでは、発せられる言葉の隅々までが自然体で、飾らない今の浜島さんが日々思うことをお聞き出来たのではないかと思います。とにもかくにも、イメージの上の上をいく「素敵」な方で、メンバー一同、さらにファンになったのでした。

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